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|   東北公益文科大学 学長/黒田 昌裕さん  | 
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 東北公益文科大学での黒田学長の仕事って?   ひとつは学生諸君に私の思いをきちんと伝える事です。ここは小さい大学で全生徒で1000名弱ですので教師と生徒の距離感を短くできるはずです。そういう意味ではきめ細かい教育、きめ細かい先生と生徒の接し方ができると思います。そういうアドバンテージを生かして学生諸君にも直に話ができます。大学で勉強する意味もしっかり伝えていく。学長だけでなく、全ての先生方が最初にやるべき事だろうと思います。その上で、もし学生諸君が「こういった方向で勉強をやってみたい!」という事があれば、それを実現できるようにサポート体制を作る。そういった環境づくりなども含め学長としてできる事を最大限やるのが2つ目の要素だと思います。逆に先生方にも注文をつけているんですけど、東北公益文科大学の研究室は慶應義塾大学から比べると周りの環境も含めとても恵まれており、研究室の広さは2倍あります。じっくり研究するんだったら、先生方にとってこんなに良い所はありません。大学というのは研究していないと生徒に教えられないです。教育を良くする為には一人一人の先生が自分の行っている研究を色々と悩み喜びを感じる、そういう事が無ければ本気になって教えられません。この事は先生方に是非やって頂きたいですね。それもできるような環境を作っていく。それもまた学長の仕事だと思います。 
 
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     公益学とは?   公益学というのを狭く考えると難しいのですが、広い意味では経済学であれ社会学であれ、それぞれの学問のベースになる理念に基づいて学んだ事から、世の中に役立っていくというのが公益だと思います。ですから公益学とは、社会に役立つ「社会のデザイン学」と言ってもいいですね。  | 
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庄内への思い  庄内のこの自然環境の豊かさはすごいと思います。東北公益文科大学の置かれた環境は、おそらく都会の学生では味わえないものでしょう。学生諸君もこの恵まれた環境にいることを自覚して欲しいと思います。また地域の皆様も、自分たちが日常生活している環境がいかに素晴らしいのか再認識していただくためにも外に目を向け、いろんな所へ行って頂きたいですね。そしてこの環境の良さと、庄内の方々の私どもの大学に対する思いの大きさは実に素晴らしいです。庄内全体で一体化した「思い」は、大都市の大学にはないものだと思います。ですから、それらの思いをうまく結びつけて、なんとか庄内が大きく変われるきっかけづくりにできないものか思案しています。  | 
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|   DATA 東北公益文科大学 
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