日本料理 紅屋 ●鶴岡市

　 鶴岡市の中心部を流れる内川沿いに佇む「日本料理紅屋」は、城下町の名にふさわしい和の情緒溢れる建物だ。夏の風にゆうるりと揺れる暖簾は、その店を象徴するかのような鮮やかな赤。これから始まる特別な時間への期待が膨らむ。創業は昭和54年。当時は七日町でカウンターのみの割烹料理店だったが、平成2年に現在の泉町へ越してきた。それと同時に、懐石料理をメインとした日本料理店と銘打ち、現在ではあらゆるシーンに対応する料亭として絶大な信頼を誇る店となった。店内はほのかな光を伝える関節照明と自然光が溶け合い、ほっと寛げる空間が広がっている。各所にさりげなく花や植物が飾られており、それらは全て女将自らが自宅の庭園で育てたものを摘んでくるのだという。　　

　Bloomでご紹介したお料理は7,000円の設定で夏の味覚を取り入れたコース。関東圏にいけば倍以上はするという食材をふんだんに使用しながらも、こんなにリーズナブルに本格日本料理をいただけるのは庄内だからこそ。お料理はお客様の希望や好みにあわせて献立を調整してくれる心づかいも嬉しい。お部屋は繁忙期以外は雰囲気のよい個室設定となっており、ご予約後にお客様にあったお部屋と設えをご用意する。友人同士の気軽な宴会から、大切な会食や法要、結納などの対応が可能だ。宴会は4,000円からなどの料金設定にあわせたコースもあるので是非一度ご確認を。懐かしい顔ぶれが揃う夏の日に、庄内でしか味わえない旬の美味に舌を潤しながら、思い出話に花を咲かせてみてはいかが？