鶴岡市にある「やさいの荘の家庭料理菜ぁ」。お店の目印となる緑色の暖簾をくぐって中に入ると、お家でくつろいでいるかのようなゆったりとした雰囲気が漂っていて素朴な印象を感じた。 そんな「やさいの荘の家庭料理菜ぁ」は現在創業3年目。自宅で専業農家をやっていた菜ぁの女将である小野寺美佐子さんが、はじめに鶴岡市福田で「農家の宿母家」を開店し、お客様に自分の作った料理を喜んでもらえた事が嬉しくて、もっと沢山の人に美味しい野菜を食べて欲しいと思ったのがお店を初めたきっかけだそうだ。藤沢周平作品の「五間川」のモデルといわれる「内川」の流れを目の前に、城下町の佇まい残る街の民家を改造して菜ぁをオープンさせたのだという。そう話をする小野寺さんは終始笑顔でとても楽しそう。笑顔に、ほっと気持ちが和み、これから頂く家庭料理も楽しみである。 特に今回ご紹介する中でも是非おすすめしたいのが「菜ぁのおすすめ夕膳」。季節の訪れをゆっくり味わう本格京風料理で、こだわりの野菜や有機自家米、新鮮な海の幸など全10品を味わう事が出来る。旬の絹佐矢玉〆は玉子と一緒に食べて口の中に絹佐矢の爽やかな味が広がってくる。するめいか・赤茄子ゼリーかけはトマトの甘味と酸味のバランスが絶妙で美味しい一品。喉越しの良さがたまらないオクラとろろも身体が喜びそうである。菜ぁの野菜をふんだんに使った夕膳で『食べること』の楽しさを感じてみてはいかがだろう。 |
菜ぁでは見た目の豪華さよりも素材の持ち味を生かし、食べ切ってもらえる事を大切にしているそう。お値段もリーズナブルな昼膳はその日によって違う献立で毎日こだわりの農産物で作られているそう。「いなだの塩焼定食」はとってもヘルシーな献立。カロリーが低い割にバランスがとれていて味も調和がとれている。メタボリックシンドロームの方には特にお薦めしたいメニューである。御飯は白米か玄米を選べておかわり自由なのも嬉しい。 ここで小野寺さん自慢の畑をご紹介。有機野菜・無農薬野菜にこだわって安全で美味しい野菜作りをしているそうだ。 鶏糞を肥やしにした栄養たっぷりの畑で沢山の野菜を育て、そしてその余剰分が鶏の餌となって卵を産んでくれる「循環型野菜作り」に20年程前から取り組んでいるそうだ。一生懸命、畑と話し、手をかけて作った野菜だからこそ美味しい料理が出来るのだろう。また、「たべものを考える野菜の会」という会員制・野菜宅配も行っていて、とれたての無農薬野菜、有機米、自然卵などを週2回、鶴岡市内の会員様の自宅まで届けているそうだ。気軽に利用してみるのもいいかもしれない。 ゆったりとくつろげる暖かなお持て成しで迎えてくれる菜ぁで野菜の本当の美味しさを発見出来そう。 |
菜ぁおすすめの夕膳 3,500円 |
黒豚のしゃぶしゃぶ定食 いなだの塩焼定食 700円 |
DATA やさいの荘の家庭料理 菜ぁ |
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